『目黒区で5歳の女の子が虐待死』というニュース・・・
胸をえぐり取られるような辛いニュースです。
ネグレクト、虐待、幼児殺害・・・
このところ、目を覆いたくなるニュースが続いているようにも感じますが
今回のケースは特に
女の子が書いた悲痛な手紙の内容が
胸に突き刺さりますね。
日頃、子ども達の未来や生き方、教育について
何ができるのか、何をすべきなのかをずーっと考えていますが。
そんなことよりもっと
ネグレクトや虐待をなくすこと
こんな悲しい死から子ども達を守ることを
考えることが先決なんじゃないかと。
私はいったい何をやってるんだと。
自分の無力さやふがいなさを思い知らされる毎日です。
「虐待された子が可哀想」
「虐待した親はひどい」
そんな感情や批判をいくら並べたところで
何一つ現状は変えられません。
『何ができるのか、何をすべきなのか・・・』
答えの出ない問いを繰り返すなか
こんな提言を目にしました。
「おねがい ゆるして」と書いた結愛ちゃんは、どうやったら救えたのか
(⇒★★★)
【親権停止してたら救えた可能性】
【児相職員の専門性がもっと高く、もっと人数がいたら救えた可能性】
【里親・養親がもっといれば救えた可能性】
【警察と全件共有していたら、救えた可能性】
について冷静に述べられており
最後にこう書かれていました。
一過性の感情だけで終えず、制度を変える、お金の使い道を変えることに繋げて、構造的な再発防止を目指しましょう。
それが彼女を助けられなかった我々大人にとって、せめてもの償いではないでしょうか。
本当にそう思います。
災害などもそうですが
報道されている間だけの
一過性の感情で終えないこと。
行動に移すこと。
それが大事なんだと思います。
私はいつも、こういう辛いニュースを聞くと
『親から愛情を注いでもらえない子がいるなら
全員引き取って私が育てるのに。』
と思っていました。
でもそれこそ一時の衝動的な感情であって
実際には、夫婦ともに留守の時間が多い我が家で
子どもの受け入れなんて無理だとも感じていました。
でも調べてみたら
里親と一言で言ってもいろんな関わり方があるし
しかも福岡はその先進都市なんですね。
福岡は「里親」先進都市って知ってました?まちぐるみで子どもを育ててきた地域の軌跡
(⇒★★★)
NPO法人子どもNPOセンター福岡 活動内容「新しい絆」プロジェクト事業
(⇒★★★)
「里親」を特殊な制度と考えず
子育てが苦しくなったり、困難な状況になったらすぐにSOSを発することができて
それに対して誰かがすぐに手を差し伸べられる
そういう仕組みとして
もっと広げていくべきかもしれません。
そしてもう一つ。
深く頷いた記事がこちら。
結愛ちゃん虐待死「ひどい親」と批判しても事件は減らない 「評価」に追い詰められる親たち
(⇒★★★)
~以下引用~
一方、杉山さんが違和感を持つのは
結愛ちゃん本人が覚えたての平仮名で書いた“反省文”を
警視庁が唐突に公表したことやその報道の仕方だったという。
「なぜ、このタイミングの公表だったんでしょうか。
子どものいたいけない言葉は、人の心を掴みます。
しかし、それは同時に、親を責める声にすぐに変わっていく。
うまく子育てができない親を責める社会の声を私は感じてしまいます。
親が横にいて書かせたのか、どんな状況で書かれたものかわらかないけれど、
過剰に良い家庭でなければならない、良い子に育てなければいけないと親も追い詰められていたことが見て取れます。
今、子育てに苦しむ家族はこうした情報の出方に苦しめられるのではないかとの不安も感じました。
この反省文を公表する場合、そこで起きる虐待の仕組みへの理解を促す報道も同時に行われて欲しいと感じます」
杉山さんのこれまでの取材では、
「どうしようもない親」「不真面目」という社会的なレッテルに反して、
虐待する親は「外から評価されたい」「頑張らなければ社会に受け入れられない」
と考えている生真面目で弱みを見せられない孤独な人が多いという。
「ひどい夫婦だと扇情的に騒ぎ立てることで、
こういった人間の弱さを自分たちの問題として向き合い、
どう解決していくかということから目をそらしている。
それだけではなく、いままさに子育てがうまくいっていない親たちは罰せられることを恐れてさらに現状を隠そうとするでしょう。
子どもを守るには、親が安心して子育てをする環境が不可欠です。
親を優しく受け止めて、必要な時には、安心してSOSが出せるような、
社会の目の中で子どもを育てていくことを考えていくべきです」
~引用ここまで~
この目黒の虐待死事件は
女の子が書いたあまりにも切ない反省文が
大人たちの心を揺さぶり
一気に両親への猛烈なバッシングの波が生まれました。
でも、バッシングしている人達のなかには
批判することで
「自分はこんなことしてないから偉い」
「自分は良識ある人間だ」
と思いたい、あるいは外に対して示したいだけの人
(つまり、自分のアイデンティティを守るために他者を攻撃している人)が
少なからずいるように感じるのです。
その人達には決してそんな自覚や悪意がなくとも
ネットやSNSで簡単に起きてしまうこのバッシングの波は
良心という仮面をかぶった武器になってしまうような怖さがある気がします。
今まさに不安や孤独のなかで子育てしている人が
世間で声高に叫ばれる『べき論』を目の当たりにして
「やっぱり私の子育てはダメだ」
「私は悪いことをしてるんだ」
「他人に相談したら怒られる」
・・・と、さらに追い詰められてしまうのではないかと。
そして第二、第三の被害者を生んでしまいかねないのではないかと。
安易に私たちが批判や非難の声をもって攻撃することは
何の解決にもならないばかりか
むしろ悲劇のループを生むことになるんだと
自覚を持つ必要があるのではないでしょうか。
ふと思い出したのが
3年前の自分のコラム。
少しテーマはずれますが
今の社会は、人と比べたり、人からどう見られるかを気にして
虚像や妄想に振り回され
本音や素の自分をさらけ出しづらくなっているように思います。
ありのままでいいんだと
自分を認め、他人を認めることで
誰もがもっと生きやすくなれるんじゃないか・・・
そう思えてなりません。
子ども達の悲しい死がなくなりますように。
子ども達に恐怖や苦痛が与えられませんように。
子ども達に恐怖や苦痛を与えてしまうほど、大人が追い詰められませんように。
何か、できることを探っていきたいと思います。
本当はここで「里親になりました」と発表できたら
説得力も増すし、かっこいいんだけども。
恥ずかしながら、まだ口だけです。
でも、今まではこうしたニュースを見て
泣いたり怒ったりしていただけの私が
今回初めて里親について具体的に調べました。
こうしてブログという形で思いを発信しました。
これも、小さな小さな一歩だと思うのです。
批判する暇があったら何か行動を。
その一歩がきっと未来を変えることができるはず。
子ども達の無邪気な笑顔を守るために。。。
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